iOS5、Lion、iCloud

 まずiOS5から。これまでMacと接続しなければできなかったOSのアップデートがiOSバイス単体で可能に。これはうれしいです。おかんのiPhoneiPadをアップデートするために実家にMacbookを持っていかなければいけなかったのが、必要なくなります。

 次にLion、何がすごいって2,600円の値段。安すぎます。さらにiCloudをつかうと音楽の転送もMacと接続せずにできそうです。

 ただ、ちょっと心配のなのがタグの扱いです。どうやらiCloudはローカルのライブラリにある曲がiTunes Music Storeにある場合、音楽データ自体をクラウドに保存するのではなく、iTunes Music Storeのデータを活用することになっているようなのです。これはとっても効率のいいやり方でストレージを大幅に節約できます。iCloudは5GBまで無料ですが、実際5GBあれば十分でしょう。ただ、私はクラシックなどの場合、タグのデータを大幅に書き換えています。というのもクラシックのCDをリッピングしたりiTunesから購入した場合、アーチスト欄には指揮者やオーケストラの名前がきている場合が多いのです。ところが実際、自分が曲を聴く場合、指揮者やオーケストラから音楽を探すことが少ないためアーチスト欄は作曲者であるモーツァルトとかブルックナーが入力されている方が探しやすいです。結果、アーチスト欄に作曲者、アルバム欄に「交響曲9番」などの曲のタイトル、楽曲タイトル欄に「第一楽章 アレグロ・アダージェット」のような形式のでタグを整理しています。1枚のCDに交響曲2番と3番が入っているようなCDの場合はタグ上は2枚のCDとして登録されている訳です。

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このようなことはクラシックでは頻繁におこりますが、ポピュラー音楽でも時々おこります。たとえばアルバムの4曲目と9曲目にゲストアーチストが参加しているCDの場合、ゲストなしの曲ではアーチスト欄が「A」になっているのに、4曲目と9曲目は「A feat. B」みたいな形で登録されているため、アーチストから楽曲を検索して再生すると4曲目と9曲目がとばして再生されたりすることがあります。また、ゲストアーチストの多いCDはコンピレーションではないのにコンピレーションに分類されることがあります。このような場合も私はタグを適宜書き換えて対応しています。アップルはローカルのライブラリの楽曲をスキャンしiTunes Music Storeの楽曲のデータとマッチングさせて、サーバに実データを保存するかしないかを判定するというようなことを言っています。この時にタグを書き換えている場合は、データがマッチングしなかったと判定されて、実データがクラウドに保存されるしくみが理想です。波形や再生時間のデータだけで判定が行われ、ローカルの楽曲データとiTunes Music Storeの楽曲データが一致したからとiTunes Music StoreのデータをiCloudに持ってこられると、タグを自分なりに書き換える行為は無意味になってしまいます。タグを書き換えたデータはマッチングしなかったと判定してくれるといいんですが。