娘が生まれてバタバタしていますが、メタルは聴き続けてます！
- Gyze / Black Bride
様式美要素多めのチルボドみたいなメロデスをやっている日本のバンドですが、はっきりいってサウンドの方は完全にワールドクラスです。スピード感と緊張感にあふれたリックが、次から次へとキメられる密度の高さが尋常ではありません。日本語歌詞も一部あるんですが、グロウルメインなので洋楽に混ぜて聴いてもまったく違和感なしです。欧州のメロデスは、あまりヨーロピアンテイストを前面に出した新しいアーチストが出てこない感じで失速気味ですが、日本はアツいですね～。
- Serenity In Murder /The Highest Of Dystopia
完全に打ちのめされるクオリティ。これはやばいです。前作はMor Pincipium Estフォロワーっぽい雰囲気もあったんですが、新作では完全にオリジナルな世界観を作り上げました。Gyzeがギターのリックによって世界観を作り上げていくバンドなら、Serenity In Murderはアレンジやギターハーモニーの妙によって世界観をつくっていくバンドです。ドラマティックな曲展開に悶絶しまくりです。またポイントポイントで登場するギターソロがフレーズを練りこんだ超絶にカッコいいものとなっています。圧倒的なクオリティ。世界レベルというより、世界で見てもけっこういいセンいってるんじゃないでしょうか。ちょっと気になったことが一つだけあって、フェイドアウトで終わる曲のフェイドアウトのスピードや感触がイマイチです。フェイドアウトするときって単に音量が下がっていくだけではなくて、普通はなんか音が遠のいていくような感触があると思うんですが、このアルバムのフェイドアウトはなんか音が小さくなるだけの尻切れトンボ感があるんですよね。ちょっと気になりました。
