最近聴いた音楽

  • Unearth / Watchers of Rules
     これまでとはサウンドプロダクションの印象がちょっと違うように感じます。なんというか音の壁感という圧迫感のあるサウンドになりました。音楽自体はこれまでと同様にカッコイイです。彼らは比較的コンスタントに一定のクオリティのアルバムを作ってくるバンドだという印象が強くなりました。Guards of Contagionのアレンジはかなりカッコいいですな。
  • Bloodshot Dawn / Demons
     音楽はすごくいいけど、流通が最悪です。ぜんぜん買えねーし。時に抒情的に、時にドラマチックになりつつ、多彩なスケールワークをみせるギターが八面六臂の活躍。音楽はメロディアスで正統的なメロデスですが、たぶんメンバーフュージョンなんかの知識も豊富でかなりしっかりとした音楽のバックグラウンドを感じます。こういうバンドの音楽をちゃんと流通に乗せてほしいよなぁ。あ、あとこのビデオもダメだなぁ。この曲はイントロがエピックでメタル的カタルシスにあふれるカッコよさなのに、なぜかイントロがカットされている。
  • Slipknot / 5. The Gray Chapter
     正直、Slipknotの音楽ってあんまり好きじゃないんですよね。見た目が派手な割には、音楽はけっこう地味というか、とっつきにくくないですかね。彼らは独特のキャッチーなセンスを持っているのは事実なんですが、そのキャッチーさもメタル的なカッコよさとはちょっと違う感じがするんですよね。で、新作ですが個人的にはまぁまぁ。悪くないという感じでした。彼らのアルバムの中ではどちらかというと好きな方に入ると思います。リフはあいかわらずパーカッションとかがギターとかと同じタイミングでガンガンやるので、音程変化よりアタックを強く感じます。メロディーのある部分はそこそこキャッチーではありますが、やっぱり地味というか、閉塞感があってどうもすっきりと音楽が入ってこない感じがします。この地味さもブルースとかだと、むしろカッコいいなと思うんですがねぇ。しかしチャートアクションもよかったですし、こういう釈然としない感想を抱えているのは私ぐらい?