丹後半島へドライブ

ぼちぼち雪も降り始めると、思い通りドライブもできなくなりそうです。そうなる前で、丹後半島の方へドライブに行ってきました。ルートはこんな感じ。


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スタートは朝の5時。まずは給油です。

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連休とはいえ、さすがにこの時間帯は道が空いています。171→176→173と走り、道の駅能勢に到着。173号線の能勢以南は連休中になると道が混むことがあるので、その前に能勢に抜けておきたかったのです。能勢で一眠りするつもりだったのですが、あんまり眠くありません。ぼちぼち日の出ですし、朝焼けの173を走るのも悪くないと思ったので、先に進みます。

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日が昇ってきて明るくなるはずだったんですが、あれ???

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霧がすごいです。周囲は真っ白で何も見えません。霧の中を走っていてもつまらないので道の駅瑞穂の里さらびきで休憩がてら、霧が晴れるのを待ちます。

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なかなかすっきりと晴れませんが、少しましになったので再び先に進む事に。どうやら京都の北の方には濃霧注意報がでているようです。走っていると、ときどき霧が切れて、青空と太陽が見えるようになってきました。これは期待できるかな?綾部で173から27へ。舞鶴の道の駅とれとれセンターに到着。霧は晴れたのですが、今度は曇りです。う~ん。

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晴れ待ちで車の中で、しばらく寝ていました。とりあえず伊根までいって、決める事にするかと考え、再びスタート。宮津を超えたあたりから晴れ間が顔を出すようになってきました。よっしゃー

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道の駅舟屋の里伊根に到着した時には、青空に。

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展望台から湾の景色を見ます。

舟屋の里伊根

舟屋と紅葉している山とのコントラストが美しいです。

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とんびかな?猛禽類がたくさん飛び回っていて、それも景色にばっちりマッチしています。

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道の駅舟屋の里伊根の建物は、伝統的な丹後半島の建物の様式で焦がした木の壁でできていて美しいです。

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少しおなかが減ったので、朝食にと買っておいたパンを食べます。

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舟屋がみえる駐車場で一枚。

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伊根からさらに北上し、蒲入(かまにゅう)の展望台に行きます。

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しかし、蒲入の展望台についたころにはまた空模様が怪しい感じに。

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ここは前回、嫁ときた時の方がよかったな・・・

蒲入

そこからさらに先に進み、経ヶ岬に行きます。ここの灯台を見てみたいのです。178号線を先に進むと、猿が3匹通せんぼしています。クラクションを鳴らし、ごめんね~っと猿に路肩によってもらいます。前回きた時は林道の方で猿をたくさん見ましたが、国道の方ではまったく見ませんでした。しかし、今回は国道でも猿を見ました。お猿さんはけっこう広範囲を移動している感じですね。さて178号線から脇道にそれ、経ヶ岬の駐車場を目指します。くねくねした道の先が駐車場。あれ?灯台は?

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とおもったら、駐車場のはしっこに「ここから灯台が見えます」という看板が。そこにいくと

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ちらっ!なにこのチラリズム!これだけ?まじで、と思ったらさすがにそんなことはなく、駐車場のもう一方の端に登山口みたいなのがあって、そこを登ると灯台に行けますと書いてありました。こんなこともあろうかと登山用シューズをもってきていたんです。というわけで靴を履き替えてレッツゴーと思ったら、隣に駐車していてたティーダに乗っていたおばあさんが煙草を吸い終わって、私に話しかけてきました。どうやら、家族四人できたらしいんですが、灯台まで山道を400メートル歩かなくてはならないことが分かり、「おばぁちゃん無理でしょ。」ってことで、たった一人おいてきぼりをくらったということでした。私とは逆方向に丹後半島を回っているようで、これから伊根にいって遊覧船に乗るといっていました。私が灯台に行くというと、うらやましそうにしていました。そのおばあさんに行ってきますといい灯台へ出発です。で、その登山口みたいなところを登っていくと、あらら、これは本格的に山道ですね。

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登っていくと、駐車場の車が小さく見えます。

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途中、道しるべがあって分かったのですが、経ヶ岬灯台への道は灯台と山頂展望台の二カ所につながってます。その分岐点までが200メートル。そこから200メートルあるくと灯台で、別方向に200メートル歩くと展望台に行く事ができます。したがって、駐車場から灯台と展望台の両方に行って、戻ってくるとトータルで1.2キロほど歩く事になります。まず灯台へ

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おおぉぉ~なかなか見応えのある施設。とくにレンズ部分がすげぇ。しかし・・・くせぇ・・・なんだ、この臭い??とおもったら地面におびただしい量のう○こが・・・。たぶん夜など人間のいない時間帯に動物がやってきて用を足していくんでしょうけど、すごいな、これ。しかも一個一個がでけぇ。これなんのふんだろ?ふんがこのサイズってことは、動物自体もけっこうデカいような・・・いやいや考えない事にしよう。

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灯台の前から見える海もなかなかです。

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そして山頂展望台へ。とおもったら途中の道の手すりが思いっきり倒壊してるよ!なにがあったの?

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けっこうな高低差というより、つくってある階段の段差が大きすぎてひざに負担がかかります。そんな道を苦労して登った先にある展望台からの景色は、悪くはないけど、まぁこんなもんかという感じ。

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これ、天気がよかったらまた印象かわってたのかもしれません。リアス式海岸の複雑な海岸線は分かるんですが、これといって注目すべきポイントがないのが残念です。それより展望台に行く途中から見える灯台がすごくいい感じです。

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駐車場に帰ってきた時には汗だくになっていました。すでにおとなりのティーダはいません。おばぁちゃんは伊根に向かったようです。駐車場には先ほどいなかった年配の夫婦がやってきて、駐車場から灯台を見て「これだけ?」と行っていました。そう思うよね~。しかし、しばらくして灯台に続く道を旦那さんが発見、灯台に行こうとすると、奥さんが「そんな、しんどそうなんいややわ。」と全否定。「私は絶対いかへんで」「お父さん、いくん!?かなんな~」などと引き止め作戦を展開。旦那さんはひとことも言わず、そろそろと灯台への道へと近づいていきます。という苦笑いするしかない光景をみつつ、私は次の目的地へ出発。丹後縦貫林道を走り、碇高原牧場に向かいます。前回はこの林道で猿を見たのですが、今回は一匹も見ませんでした。

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この写真を撮っているとき、嫁から「いまどこらへんをドライブしてるの~?」っというメールが入っている事に気づきました。返信しようと思ったんですが、完全に圏外なようで表示は「検索中」と「圏外」を行ったりきたり。

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返信はあきらめて先へ進みます。碇高原牧場は林道をすこし走るとすぐに到着です。

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碇高原牧場にはステーキハウスがあるので、ここで食事にします。ランチメニューはハンバーグ定食とステーキ定食が2種類の合計3種類から選ぶ事ができます。しかし、京都牛の肉を使っているのはランチメニューではハンバーグ定食だけで、2種類あるステーキ定食の肉は両方ともオージービーフです。しかもハンバーグ定食が一番安い。というわけで迷う事なくハンバーグ定食1,600円を食べます。このお店は、どうやら家族連れやマスツーのお客さんが多いようで、サイズの大きな4人がけテーブルメインの店内です。私はひとりだったのですが、わざわざ大きなテーブルに一人分のセッティングをしてくれました。順番待ちをしている間に日が射してきていたのですが、テーブルに案内されるとすばらしい眺め。

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広がる草原、紅葉した山、その向こうに日本海と、絶景です。すげぇ。この景色みながら食事ってぜいたくすぎだろ。そして運ばれてきたハンバーグ。

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わってみます。じゃーん!!

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ちなみにお味の方は・・よくある「おいしいハンバーグ」には2パターンあると思うのです。ひとつは肉汁ドバドバ系。ハンバーグを切るとじゅわーっと肉汁があふれてくるタイプのハンバーグですね。もうひとつは弾力系。こう食感が独特ではねるような食感のハンバーグです。前者はけっこう高級路線のお店でおおくて、油分の多いやわらい肉をふんだんに使っている場合にこうなる印象があります。後者は比較的リーズナブルなお店や冷凍食品にありがちな「つなぎ」で勝負する系ですが、こちらもなかなか捨てがたい魅力があります。で、この碇高原牧場のハンバーグはどうかというと、実はどちらにもあてはまりません。碇高原牧場のハンバーグは切ってもどばどば肉汁は出てこないのですが、肉自体がとても柔らかいようで口に入れるとハンバーグはふわぁっと溶けてなくなります。油っぽくないわりに、お肉の味がしっかりしています。つなぎは使っているんでしょうが、存在感がありません。ただ惜しむべくはソースかけ過ぎ。デリケートなお肉の味がソースにかき消されます。しかも使っている業務用ソースの空き缶が駐車場の奥に大量に廃棄されているので、それを目撃したあとだと、けっこうながっかり感です。食事を終えて、牧場を散策します。

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もう冬なので放牧はあまりしていない感じですが、あちこちに動物がいます。

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紅葉している山。

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その向こうに見える日本海

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さらにアップで。

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牧場を散策した後、178号線にもどり、道の駅てんきてんき丹後を目指します。今日中に家に帰るためにはそれ以上、先に進むことはできません。天気も下り坂になってきた事ですし、てんきてんき丹後までいってかえる事にしましょう。てんきてんき丹後は碇高原牧場から比較的すぐで、うらに規模の大きなオートキャンプ場があります。その中を進んでいくと、立岩という巨大な岸壁が海ににゅっと突き出している地形を見る事ができます。

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別アングルから。

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これはなかなかの迫力です。観光地化のための整備が暴走して、向かいの変な巨大像がたっているのがちょっとアレですが。

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さてでは帰途につきます。お天気がころころと変わり、ルーフを開けたり閉めたりとけっこう翻弄されたドライブでしたが、丹後半島にサマータイヤでこれるのは、今シーズンは最後でしょう。実際、ドライブ中に見かけた車のけっこうな割合が、スタッドレスタイヤに換装していました。けっこう路面温度は低く、朝の路面温度は0度でしたが、日中は太陽が顔を出した事もあって最終的には13度くらいまであがりました。これくらいの気温でも、ルーフを開けてエアコンをつけるとかなり快適にドライブできる事もわかりました。今度は久美浜湾を超えて走りたいです。宮津市にさしかかる道で美しい夕暮れの海を見る事ができました。

宮津

こんな場所に止めて撮影しています。

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舞鶴に向かう途中で、少し眠気を感じたので道の駅舞鶴港とれとれセンターで休憩をする事にしました。

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時間も夕方だったので、夕食を食べてかえってもいいなぁと思い、食堂のメニューを見ていました。個人的には魚の刺身が数種類乗った海鮮丼が1,200円くらいであれば、食べようと思ったのですが、まぐろイクラ丼とか、ネギトロかに丼はあるんですが、残念ながら海鮮丼はありませんでした。食堂をぶらぶらしているうちに眠気もなくなったので、そのまま帰宅する事に。この道の駅を出て27号線にはいると、どんどん内陸に入っていく形になります。さよなら丹後半島、さよなら日本海と思いつつ、車を出すとなんと27号線が渋滞していましたorz。とはいえ舞鶴市街を出ると流れはスムーズになり気持ちよく帰宅する事ができました。トータルで400km弱、楽しいドライブでした。