職場の人がオリンパスのSTYLUS XZ-10を購入したので、ちょっと触らしてもらいました。メーカーの製品紹介のページはこちら。一応、ハイエンドコンパクトに分類される機種ではありますが、ちょっと現時点では微妙なスペックと言わざるを得ない感じです。センサーは1/3.2インチのCMOSで広角側の焦点距離は35mmフィルム換算で26mm。26mmって珍しいですね。28mmか24mmにはできなかったんでしょうか。動画もMPEG4などには対応していません。ウリは豊富なピクチャーエフェクトとRAWに対応した撮影機能、ツインダイヤルを採用した積極的に絵作りをしたくなる操作体系、明るいレンズといったところでしょうか。
最近のハイエンドコンパクトの流れとして、1インチ~APS-Cあたりの一眼レフと同等のセンサーを搭載した機種が増えていることを考えると、やはりセンサーサイズが物足りないなぁと言わざるを得ない感じがします。では実写。クリックするとオリジナルです。
マクロ性能はそこそこ。さすがにレンズがいいので収差やゆがみはすくなくディティールをきっちり描写しています。遠景はなかなかいいとおもいます。
ただ、空の色ヌケとかはもうひと頑張りか。
下の画像はPowershot SX160ISで似たアングルを撮影。さすがに差がありますね。Powershot SX160ISは画素数が多いので画像のサイズは大きいですがディティールが溶けていて、解像感はSTYLUS XZ-10の方が上、色のりもSTYLUS XZ-10の方がいいです。
ディティールを等倍で比較。
Powershot SX160IS
STYLUS XZ-10
ちなみにE-PM2
低ISOでのディティールの描写だけだとE-PM2とそれほど変わりません。でも今ハイエンドコンパクトを買うとしたら、私ならサイバーショットのRX100(古い方)を買うなぁ。