NDロードスター

 スポーツカーでは、モーターショーなんかでコンセプトカーが発表されるものの、いつまでたっても市販されないというパターンがけっこうありがちなわけですが、ロードスターは本当に買えるスポーツカーだという、この一点だけでも価値ある存在だと思います。そんなロードスターが来年、フルモデルチェンジされるわけですが、本日、その姿が明らかになりました。はっきりいって超カッコいいです。公式サイトはこちら。ボディサイズは3915×1730×1235mm。全長は短くなり、全幅はNCとほぼ同じと、コンパクトに、軽くなっております。すばらしい。エンジンは1.5LのNAあたりでしょうか。NDをみて感じたことは、マツダロードスターとはどうあるべきなのかについて、まったくブレない確固としたポリシーを持っているということです。NDは多くの人の期待にそう車になっているとそう感じます。ネットではあれこれいう人もいるでしょうが、はっきりいってそういう人はなんだかんだと文句言うばっかりで絶対本当に買わない人です。

  ロードスターは、海沿いの道を走るときの潮の香りや、山の中を走るときの木々の香り、太陽の光、風を感じながら走る車です。乗っていると、平和で満ち足りた豊かな気持ちになることができます。スポーツカーだからといって絶対的なスピードを誇る車ではありません。その意味では大きすぎないホイール、ほどほどのエンジンパワー、いかつすぎず愛嬌のあるデザインなどがロードスターらしさだと思います。そして、なにより運転の楽しさを実現するためには、FRレイアウト、マニュアルトランスミッション、ライトウェイト、独立懸架のサスペンションなどは欠かせない要素です。

  マツダがそれを100%満たす車を作ってくれたことは本当にうれしいです。私のNCはまだまだ走れるので、すぐに買い替えるつもりはありませんが、いつかNDにも乗ってみたいです。