最近読んだ本

  • ポール・オースター/ ミスター・ヴァーティゴ
    すごくよかった。感性のままさすらいつつ現状を受け入れ懸命に生きる主人公は彼の作品の主人公の定番。とはいえ作品ごとに、その魅力の程度は異なります。この作品の主人公はなかなかよかった。
  • ポール・オースター / ティンブクトゥ
    いまいち
  • 井上靖 / 敦煌
    中学の頃から大好きな作品、何度目かの再読。主人公が仏教に関心を持つ瞬間がドラマティックで何度読んでもぐっとくる。
  • 小林朋道 / 先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!
    すごくよかった。テンプル・グランディンへの言及あり。テンプル・グランディンは自閉症の動物学者でオリバー・サックスの『火星の人類学者』を読んで以降、気になっていたのだ。
  • 小林朋道 / 先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!
    スティーブ・ミズンへの言及あり。擬人化の技術はデネットがいうところの志向姿勢をとるということであろうか。そこらへん非常に興味がある。ちなみにスティーブ・ミズンの『心の先史時代』は名著だ。それと鳥取環境大学は偏差値とかはよく知らないが、とてもよい大学だと感じた。