今日は給油した後、あちこちのディーラーをまわっていました。ちなみに今回の燃費は12.94km/L。やっぱり遠出すると燃費がよくなります。まずマツダへ。ワイパーブレードを交換してもらいつつ、ロードスターを見せてもらいました。この車はレンタカーでかなり遠距離ドライブをしたので、乗り味がいいのは知っています。個人的には今、一番乗りたい車なのですが、実用性がなぁ・・・。普段、買い物に行ったときに冷凍食品などを購入して帰るさいに使用しているクーラーボックスがトランクに入らないとなるとさすがに不便だと思い、クーラーボックスをトランクに積ませてもらいました。
思いのほか、余裕があるね。トランクのふたもしまりました。あとは幌のメンテナンスなどについて聞いてきました。正規ディーラーで幌を交換すると25万ほどかかるそうです。となると一回交換することを考えるとRHTを買っておく方がいいということになってしまうような・・・。
そのあとトヨタへ。目的は展示車の86を見ることでしたが、なんとちょうどディーラーにMTの86の試乗車とMTのオーリスのRSがあるということで2台とも試乗することができました。86はMT、FRという個人的な好みをすべて満たしつつ4人乗れる、トランクも常識的な大きさということで300万円ちかくする価格以外はかなり好ましいと感じていた車です。走りはうわさどおりひじょうにしっかり感を強く感じる走りで、足は固さを感じさせつつ不快な堅さではありませんでした。むしろ運転する人間にはこれくらいの方が路面の感触が分かって運転しやすいはずです。同乗者にはちょっと固いかな？とはいえドイツ車なら、一般的な車でもこれくらいの固さのセッティングはあるんじゃないかなと思います。ハンドルの重さも適切で車両感覚もつかみやすく、全体的に運転しやすかったです。エンジンの感触は有機的な感じというか、私のよくしるガソリンエンジンの感触でした。ここはだめだろうなというところでは、当然のようにエンストしますし、回転数とトルク感がリニアにつながっています。しかし落とし穴は意外なところにあるもので、トランクの広さは問題ないのですが、高さが苦しかったです。クーラーボックスは一応入るのですが、天井につっかえ気味です。「つっかえ気味」という微妙な表現をする理由は、入らない訳ではないからです。86はリアシートを倒すことでトランクを広く使うことができます。この点はロードスターに対するアドバンテージだったはずなのですが、クーラーボックスの天井がつっかえてクーラーボックスをトランクの奥まで入れることができません。その結果、リアシートを倒してもクーラーボックスを入れた状態ではリアシートのスペースをほとんど利用できなくなってしまうのです。あとガラスルーフやオープンの設定がないため、開放感はいまいちです。リアシートは乗り降りが大変なこと以外は、普通に使えそうです。納期がきびしく車検に間に合わせようとすると、すぐにでもオーダーした方がよさそうです。
で最後にオーリス。MTを選べる実用車でガラスルーフを選択できるということで検討しています。オーリスのネットの試乗記などではトルクが不足しているということを書いている人が多くいます。たしかに86よりはトルクは全体的に細いですが、不足というのは言い過ぎかなぁと思います。というか一般道を常識的な速度で走るには十分です。それよりも問題なのは車両感覚のつかみにくさと、モーターのように味が薄く感覚がつかみにくいエンジンのキャラにあるように思います。まず車両感覚ですが86とオーリスは大きさはほぼ同じです。たしか3cmほどしか違わないはずです。しかし、乗ってみるとオーリスは86に比べてかなり大きく感じ、取り回しが悪いです。車の横をすりそうで怖いなぁという感じが常にあります。そして86との最大の違いはエンジンです。オーリスのエンジンはまるでモーターのようでトルクの変化やエンスト直前のしんどそうな状態がつかみにくいです。しかもどうやらエンストしそうになると電子制御で自動的に回転数を上げるようになっているらしく、こちらの気持ちにあまり沿ってくれないというか、エンジンと対話することが難しいです。この車には坂道発進を簡単にするヒルスタートアシストがついていたと思うんですが、86では坂道発進でエンストしなかったのに、オーリスではエンストしました。っていうか、あんまりアシストされている感じがなかったです。オフになってたのか？あとハンドルは軽すぎると思います。さらにブレーキのストロークが非常に短いです。そのため普通のブレーキになれていると、急にガツンと制動力が立ち上がり、けっこうびっくりします。というわけで運転の楽しさという点では、かなり86と隔たりを感じるというのが正直なところでしょうか。
