Stay Homeなゴールデンウィーク、そしてプリウス

今年のゴールデンウィークは帰省もできないということで、これといったこともなく過ごした感じです。クッキーを買いに行ったり、ちょいちょい公園に行ったり、庭にプールを出したりしました。プールを出した日は日差しが強かったのでタープをはってみました。

f:id:sn1nsmr:20200507134543j:plain

f:id:sn1nsmr:20200507134557j:plain

f:id:sn1nsmr:20200507134611j:plain

f:id:sn1nsmr:20200507134623j:plain

そして少し前にアクセラが駐車場で隣の駐車スペースに止めようとした車にぶつけられるということがあって、ゴールデンウィークの最終日に保険会社の契約修理工場の人が車をとりに来ました。で、代車がプリウス。しかも後期型で最新モデルです。で、乗った感想。けっこう悪く言われることが多い車ですが、たしかにこの車、車の持っているエモーショナルな要素はバッサリとカットされています。エンジン音の高まりとか、トルクが湧き上がってくる感じとか、デザインのよさなども一切無視。車にそういったエモーショナルな要素を1ミリでも期待している人間にとっては、そもそも自分自身の価値基準を全否定されるような車なので、まぁ嫌われるよねと思いました。そもそも、この車は超絶にフラットトルクでならすと2リッターあたりの排気量のパワーなんでしょうが、ゼロスタートからトルク全開なのでめちゃくちゃ速いです。踏み間違えると怖いことになるのもわかりますね。ただ、これが内燃機関だと回転上昇とエンジン音とシンクロしてトルクが盛り上がってきてとなるはずなんですが、これがまったくなし。そのまま進んでいく感じです。非常にリニアな加速感。しかも、エンジンスタート時からエンジン音はほぼ皆無で、エンジンの回転数もよくわからないインターフェイスなので、とにかく感覚的な要素はまったくないままスピードだけが上下する感じです。そもそも、エンジンスタート時に「ブウーン」というエンジンがふける音がしないのはすごい違和感です。最初にエンジンをかけた時は「あれ?エンジンかかったの?」と思いました。エンジン回転数の概念もないのでギアの概念もありません。これはCVT車みたいに概念として何速にはいっているとはいえないというようなことではなくて、感覚的にもまったくギア感がないのです。CVTだと一応いまどの程度のギア比ではしっているのかが感覚的にあるわけで、だからこそギア比がゴム紐みたいにビヨ~ンと伸びたり縮んだりする感じが気持ち悪いわけですが、そのようなギア比を一切感じないのです。ただ、車内はすごく静粛ですし、エアコンの効きもいいです。とにかく快適な車です。リアシートにいるとすぐに爆睡してしまいそう。また動力以外の走りについてですが、コーナリングはそれほど悪くないように思います。とりあえずロールしまくってこけるかとおもったというようなことはなく、ソツなく走る感じでした。ノーズの入りもそう悪くないと思います。サスやシートはちょい柔らかめではありますが、これも好みの範囲かなと。路面のガタピシをほどよく抑えて車体剛性的にも問題を感じませんでした。リアシートのつくりはちょっと私の好みではありませんでした。もう少し背中が寝ていて、座面の凹凸がしっかりあるほうが私は好きです。かなりフラットでホールドしないリアシートでした。ただ、これも好みの問題という範囲かと思われます。よくいわれる特殊なシフトレバーですが、まぁパーキングだけボタン操作になっている、Nだけ長めの操作が必要など、あまりエレガントな感じがする操作体系ではありませんが、実用上問題は感じませんでした。まぁ頭で考えて組み立てられた操作体系という感じはしますよね。マニュアル車のように機械に直結していて必然的にこうなったという操作体系ではないので直観的というわけにはいかないと思います。普通に走る限りは走りに問題はない・・・というよりは、精緻で上質かつ快適というのが適切な車だと思います。というわけで、いい車だと思いました。ただ、じゃああなたは運転したいかと聞かれると、答えはノーですかね。これは私の車の好みが古いんだと思います。マニュアル車のようにドライバーの感覚と、車のハードウェアを橋渡ししてくれるような車がやっぱり私は好きなんですよね。

f:id:sn1nsmr:20200507134656j:plain