ちょっと前ですが、紀伊半島の南端をウロウロしていました。出発は夜中の1時頃。夜中の高速道路が安い時間帯に湾岸線→阪和道→湯浅御坊道路を通過しようと言う作戦です。湾岸線は多少、風があるもののあいかわらずの素晴らしい夜景でしたが、湯浅御坊道路あたりになると、暫定二車線の上、道路の照明が不足気味でちょっと走りにくかったです。さすがに深夜のまっくらな時間帯で国道42号線も周辺の景色はまったく見えません。串本あたりになって、ようやく空の色が漆黒から紫に変わり始めました。42号線は海沿いの気持ちのよいドライブルートなのですが、海沿いが白んできたのは串本を抜ける頃でした。串本の海岸線には印象的な岩が並ぶ景色があるのですが、それを朝焼けのなかで見ることができました。
那智勝浦について少し仮眠をとった後、勝浦を散策しました。そのころになると完全に日も昇っていました。
その後、いったん太地町までもどり、クジラ博物館を観光→那智勝浦でまぐろの昼食をとることに。42号線を太地町まで戻ります。明るくなって分かったのですが、大阪ではまだだった桜が満開です。海沿いの道を桜を見ながら走るのはとてもきもちがいいです。
クジラ博物館は実は私は二度目です。一度目は高校のとき友達と捕鯨に関心を持ち訪れました。高校の時はクジラ料理のフルコースも食べました。が、正直言うとクジラは私の口にはあまり合いませんでした。太地町の方々がさまざまな苦労をしながら文化を守っていることはすごいことだと思うのですが、仮に国際的に捕鯨が受け入れられるような状況になったとしても、たぶん私はそれほどクジラは食べないように思います。館内にはクジラの生態や捕鯨についてのさまざまな展示があります。
一通り展示を見た後、クジラショーとイルカショーを見学。
クジラとしては小ぶりですが、イルカよりはデカいわけで、それが跳ねまくるのは圧巻です。そしてイルカの餌やり体験。
さらにイルカショー。
クジラ博物館を堪能したのち、那智勝浦へもどり食事をすることに。まぐろ料理の専門店、竹原さんで食事。場所はこちら。
お店の外観はこんな感じ。
私はマグロ定食、嫁は刺身盛り合わせ定食を食べました。他にもマグロの目玉などマグロづくしの一品料理があったのですが、定食だけでおなかがいっぱいになってしまい食べられませんでした。まぐろの刺身が分厚いこと分厚いこと。超新鮮でトロリとしたまぐろを堪能しました。小鉢でついてきたカツオのあぶりもうまみのある身と弾力のある皮がおいしかったです。
昼食を食べた後、宿泊地である白浜へ移動。国道42号線を2時間半ほど走ります。朝見た大きな岩をまた見ることに。嫁はちょっと疲れたらしく、お休み中。
白浜に到着後、まず千畳敷と三段壁を散策。
その後、車で円月島に向かい、日が暮れるのをそこで見ました。ちょっと寒かったです。
円月島からの帰り道、クエ料理の専門店九絵亭でクエ鍋を食べました。これが驚きのおいしさ。あっさりと淡白でホロっと崩れる身でありながら、噛むとすこし歯ごたえがあり、飲み込むとこれでもかと旨味が口に広がります。円月島で冷えた体が一気に温まります。
前菜からお刺身、シメの雑炊、デザートまで堪能して一日目は終わりました。
