Inspiron mini 9について

さて、WindowsXP SP3をインストールしたInspiron mini 9について感じたことなどを。ちなみにスペックはメモリ2GB、64GBSSDです。まず、ネットブック全般に言えることですが、ネットブックとして分類されているパソコンはメインマシンには決してなり得ないでしょう。理由は2つ。第一に、画面の縦の解像度が不足しています。たとえばGoogleマップ。地図が表示される領域が狭すぎて、非常に使い勝手が悪いです。第二に、処理速度が遅いです。エディタやワープロあたりは使えるのでしょうか、たとえばニコニコ動画は、ぎりぎりなんとか見れるというレベル。これらの特徴からひとつ言えることがあります。要するに、ネットブックでは2つのアプリを起動してウインドウを切り替えながら作業するようなことはできないということです。出来ないわけではありませんが、実用的とは言い難いです。さらに、Inspiron mini9には、キーボードレイアウトが異常というさらなる欠点があります。よくレビュー記事では「全角/半角」キーの一がおかしいことが指摘されていますが、私に限って言えば、その点はあまり気になりませんでした。というのも、私はATOKで「無変換」キーと「変換」キーを日本語入力のON/OFFに変更し、それらのキーでIMEをオンオフしているからです。ただ、個人的に気になるのは「Enter」キーが一列になってしまっている点。そのせいで、いつも改行を入力しようとして“」”を入力してしまいます。そんなわけで、Insoiron mini 9はあくまでもサブ、あるいはサブのサブというポジションになってしまうパソコンでしょう。ただ、Inspiron mini 9にはいくつかの利点があります。まずSSD。衝撃に強いため、OSの起動中でももって歩くことが出来ます。さらにフットプリントの小ささ。狭い机の上を有効に利用できます。電子辞書代わりに使えます。さらに増設の余地。実はもうすぐInspiron mini10が発売されるのですが、ユーザーがメモリを増設することが可能なデルのネットブックはmini 9だけです。