最近聴いた音楽

  • Stone Sour / House of Gold and Bones Part 1
     Stone Sourは音楽自体は今風のヘヴィロックなんですが、ギターがけっこうがんばっているところがポイントが高いです。聞き応えのあるリフにけっこうなボリュームのあるソロと、HR/HMはこうでなくてはいけません。ヴォーカルは時にキャッチーでありながら、時にヘヴィでスリップノットで聴かせるグロウルのような声も時々はいるなど表情豊かです。1曲目の"Gone Sovereign"から2曲目の"Absolute Zero" への流れが超カッコいいためアルバム冒頭からぐっと引き込まれるれる印象です。とおもったらビデオもその二曲を続けて聴けるものが公式でアップされていました。個人的にはSlipknotよりこっちのほうが全然好きだなぁ。

  • Pretty Maids / It Comes Alive (Maid In Switzerland)
     これは素晴らしい。Pretty Maidsの魅力が実のよく表現されたライブ作品です。Pretty Maidsの魅力はなんといっても音楽的には正統派のヘヴィメタルでありながら、ロックンロールが持つカジュアルでストリートな感覚を感じさせてくれるところだと思います。このライブでも演奏は非常にきっちりしていてキメなどのタイミングはピタッとあっている割には、ケン・ハマーはのギターはテクニック的には大したことはないし、ライブ自体のノリもあまり固さを感じさせないスポンティニアスな雰囲気です。この感じはなかなかぽっと出のバンドに出せるものではなく、ライブを続けてきたキャリアの豊富なバンドならではの雰囲気だと思います。パーマネントなメンバーにはそれほど恵まれていないにも関わらず、実にバンドとしての一体感を感じることが出来る作品でした。しかも選曲が素晴らしい。彼らのアルバムには好きな曲がいっぱいあるので、それを全部やってくれというととんでもないことになるわけですが、基本的な代表曲とここ2アルバムに入っていた耳に残る曲は網羅されているので入門編としては最適でしょう。気に入った人は個人的に大好きな彼らの作品である『Scream』と『Sin Decade』を聴いてみてください。あと"Please don't leave me"はやっぱりいい曲、聴くとついメロディーを口ずさんでしまいます。DVDつきでお得です(ただし映像はそれほどいい感じではありません)。それにしてもケン・ハマー太ったなぁ。