DSC-RX100購入

DSC-RX100 IIがでたおかげで値段がこなれてきたところで購入。1インチのセンサーを搭載したハイエンドコンデジです。安くなったと言っても4万オーバー。私の使っているミラーレス一眼がレンズキットで3.3万円で買える事を考えると法外に高いコンデジといえるでしょう。しかし、このカメラの写りはなかなかでサイズと写りを考えると価格だけの事はあるカメラです。

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操作系も柔軟なカスタマイズが可能で、ちょっと変則的なサイバーショットシリーズのボタンへの機能の割り振りを自分好みに変更する事が出来ます。たとえばデフォルトだとISO感度の変更には3アクションぐらい必要なのを2アクションで変更出来るように可能です。私は十時キーの左にISO、右にホワイトバランスを設定しました。中央ボタンはMF/AFの切り替え、コントロールリングは露出補正といった感じでしょうか。Fnキーはドライブモード、ストロボ制御、AFエリアを割り当てました。感心したのはカスタムホワイトバランスの設定が楽チンな事です。ホワイトバランス設定モードの中にホワイトバランスセットがあって、画面上の小さな丸の範囲を基準に白をあわせます。一般的なカメラは画面全体で白を合わせるため、ある程度の大きさがある白いものが必要でしたが、これだと手近なもので素早くホワイトバランスを設定する事が可能でしょう。早速何枚か取ってみました。っていってもしょうもない写真ですが。ちなみにこのカメラ、2200万画素もあるのでデータが重いです。スペックのしょぼいパソコンだとRAW現像はツラいかもしれません。というか、うちのMacbookポリカもちょいツラそうでした。
まず一枚目。RAWから特にパラメータの変更なく現像しています。

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すごいのはこれがISO感度3200での画像だと言うことです。ありえないノイズのなさ。クリアな発色。ソニーのRAW現像ソフトはImage Data Converterという名前なのですが、ちょっと機能的にはショボくてあまり画像をいじる事が出来ません。じゃあLightroomとかを持ってなければJpeg記録でいいのかというと、そうでもなくてJpegと同時記録出来るので比較してみるとJpeg撮って出しは色の境界線にもやもやとした圧縮ノイズが散見されます。最初からリサイズすることを前提にするならかまいませんが、RAW記録の方がつぶしがきくことはまちがいないでしょう。
つぎ2枚目。これはJpeg撮って出し。

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ISOは同じく3200。ノイズはJpeg撮って出しの方が少なく感じます。ただRAWから現像した時に比べのっぺり感が強いですね。ここらへんは好みもあるかも。
さいご3枚目。これもJpeg撮って出しでISOは400です。

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上2枚が絞り優先で絞りをF8に設定していたのに対して、これはPモードで絞り解放となっています。このカメラはF1.8の明るいレンズがついていますが、開放絞りでもコントラストが低下せず、ハロなども出にくい事が分かります。これなら安心して基本Pモードで撮影すると言う事でいいように思いますね。
 というわけですが、まだあまり使っていなので、今後設定の変更や問題などが出てくると思います。たとえばマクロはどんなもんだとか、レンズ前に虫眼鏡をかざすセコいマクロ撮影はどうだとか、スレーブ発光するストロボと組み合わせてみたらとかはちょっと気になります。これからおいおい実験していきたいと考えています。