個人的には非常に面白かったのですが、この映画、モーターヘッド好きじゃない人が観ても面白いのかな?この映画の一番の魅力はレミーの自然体な姿が観れるところです。まったく飾らない。途中、インタビューでオジーがマイペースだと評していますが、まったくその通りです。そこそこ成功しているはずなのに、すんでる場所も特にゴージャスというわけでもありませんし、演奏も特に洗練されるわけでもなく。とくにセレブっぽい女性とつきあったりする訳でもなく、はべらせる女性はそれなりに場末感がただよっているあたりも、マイペースこの上ありません。ドキュメント映画のスタンスとして、ヨイショしてる感が出ている部分もあるんですが本人はどう評価されようが、知ったこっちゃないという感じでひょうひょうとしています。過激な音楽のわりにまったりしている感覚がなんともカッコよかったです。あとミッキー・ディーのドラムがいいね。